昔から伝わる陶器の修復技術「金継」、
初心者にも金継ができる、金継初心者セット。
割れてしまった陶器、欠けてしまった陶磁器などの修復方法として、日本に昔から伝わるのが金継(きんつぎ)という技術。
この金継ぎの主役は、実は金ではなく漆。割れた部分、ひびの入った部分に、漆を塗ることで接着剤代わりに。その後、漆を使って修復した部分が目立つのを避けるために、金粉を塗って仕上げて修復の完成。
実際には、もっと細かい作業や材料が用いられ、さらには、技術が要求される作業ではありますが、おおまかにいうと、金継ぎはこのような感じです。
昔からの伝統的な技術などと聞くと、作業工程はもちろん、材料の用意までもが難しく感じる金継ぎ。ところが、それを初心者でも、簡単にできるように、説明書や材料を一式セットにしたものが販売されており人気を呼んでいます。
それが、金継初心者セット、という商品。
江戸時代から、漆や漆工芸に関連する道具を扱っている播与漆行から販売されています。
初心者向けとはいっても、使用されている漆は天然ものという本格派。説明書は「金継工程解説書」が付属しているので、初心者にもわかりやすい。
大切な陶器が破損してしまって修復したい方はもちろん、金継そのものに興味がある方の、はじめの一歩にも使えるセットになっています。
金継ぎの工程用語は難しいけれど、
その意味合いを考えて丁寧に作業するのは楽しいもの。
金継ぎ初心者の方にとって、最初の関門といえるのが、工程ごとに名づけられた、いわゆる専門用語。
「漆固め」「麦漆接着」「刻苧付け」「錆漆付け」「金粉固め」など、これらの用語は、昔からの技術だけあって、慣れるのにひと苦労。
ただし、どの工程にも当然ながら意味があるので、それを考えながら、一度通して完成させることで、金継ぎ自体に興味を覚える方も少なくないとか。
大切にしていた陶器の修復、という実用的な側面のほか、趣味として楽しむこともできる、金継ぎ。まずは、初心者用セットで始めてみてはいかがでしょう。
※商品名 金継初心者セット(播与漆行)
・カラー 本体:イエロー/蓋:イエロー
・サイズ 幅18×奥18×高8.5cm
・重量 455g
・素材 漆、紙、木、綿、竹、ガラス瓶、麻、絹、プラスチック
・保証期間 1年間(漆のみ、未開封時)
・原産国 日本(漆は中国産)
・JANコード/ISBNコード:2401020995907
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