「光の風景」。プラフレンドを使ったインスタレーション作品。
作品「光の風景」小原典子氏(撮影:サカタヤスノ)。
2014年9月3日まで熱海・MOA美術館で開催されていた特別展「光のアートで遊ぼう!」。
子どもから大人まで楽しめる光の現代アートの数々が展示され、訪れた人々を魅了していました。
その中にプラフレンドを使った作品が展示されました。プラフレンドを輪状にして、約7000個を繋ぎ合わせたインスタレーション作品。制作は小原典子氏。
植物の葉っぱを顕微鏡で覗いたことがありますか?
この作品は、町の理想的な構造が葉脈と似ているところからきています。輪がたくさんつながっている作品は、一つ一つが植物の細胞のように見えて自分がミクロの世界にいるように思えてきます。
また、下から覗くと輪は水面(みなも)のように見えて魚になって水中を探検しているかのように思えてきたり、見下ろすと町を空から見つめている鳥のような気分にもなります。ここでは、いろいろな風景を見ることが出来ます。
プラフレンドは、ポリカプロラクトン(PCL)という生分解性プラスチック。
ビーズ程の小さなプラスチックの粒を60℃以上のお湯に入れると、粘土のように柔らかくなり好きな形に成形ができるもの。
白いプラフレンドが透明になったら柔らかくなっているので、作業を開始。冷めると再びプラスチックの硬度に戻り、再び白へと色が戻ります。
仕上がりもプラスチック特有の透明感があります。アート作品やアクセサリー、フィギアなどの作成に向いています。
※商品名
材質 | PCL(ポリカプロラクトン) |
カラー | 白(ホワイト、カラーは別売り) |
入数 | 100g、250g、500g、1kg各サイズ |