そういう疑問にお答えします。
家庭でひき肉そのものを作るときに使う道具といえば、まず思いつくのがフードプロセッサーです。
ところが、ひき肉作りにはミンサーという専用の機械があります。最近では家庭用のミンサーも低価格のものが販売されるようになっています。
このページでは、ひき肉を作る際にフードプロセッサーを使うのとミンサーを使うのでどう違うのか。
そして、家庭用として販売されている電動式、手動式とそれぞれのミンサーをご紹介しています。
目次
フードプロセッサーとミンサーはどう違うのか。
簡単にいってしまうと
- フードプロセッサーは、食材を問わず切ったり混ぜたりするもの。
- ミンサーは、ひき肉作り専用のもの。
フードプロセッサーは、モーターの力で刃を回転させて食材を切ったり混ぜたりします。
一方のミンサーは、肉を穴から押し出すことでひき肉が作られるもの。双方でひき肉にする仕組みそのものが違います。
フードプロセッサーを使うデメリット。
フードプロセッサーが食材を切ったり混ぜたりするものであれば、ひき肉作りにも使えるのでは?とも思えます。
たしかに、フードプロセッサーでもひき肉を作れますが、デメリットとなることがあります。
- 肉を少し凍らせた状態で使う必要があること。
- 仕上がりが均一になりにくいこと。
- 時間を掛けすぎると、肉が練った状態になること。
フードプロセッサーの場合、生の肉をそのまま入れると刃に肉がからまって回転しないことがあります。
また、それを避けようと冷凍した状態の肉と入れると、今度は固すぎて動かないことに。そのため、半解凍の状態で使用するなどの工夫が必要になります。
また、仕上がりがお店で売っているような均一のひき肉にはなりにくい点もデメリットです。
フードプロセッサーの場合、中の食材を万遍なく均一にするためには、少量の場合を除いて時間を掛ける必要があります。
また、逆に時間を掛け過ぎると、今度は練り物のようなひき肉になってしまいます。仕上がりのタイミングを見ながら作業する必要があります。
フードプロセッサーを使うメリット。
- 使用用途が幅広いこと。
- ミンサーに比べて手入れが楽なこと。
フードプロセッサーはひき肉作り専用のものではありませんから、使用する用途が幅広いのが最大のメリットです。
玉ねぎのみじん切りもできますし、ハンバーグだねを混ぜ合わせることもできる。1台あれば様々な調理に使えます。
また、ミンサーに比べて手入れがしやすいのも使いやすい点といえます。
ミンサーを使うメリット。
- 均一なひき肉が作れること。
- 生のままでもひき肉が作れること。
- 粗挽き、細挽きなど好みのひき肉が簡単に作れること。
ミンサーはそもそもひき肉を作るためのものです、
そのため、フードプロセッサーを使う場合のデメリットはすべて解消されます。これがミンサーを使うメリットといえるでしょう。
冷蔵の状態のまま使えますし、仕上がりももちろん均一。
しかも、粗挽きや細挽きなどミンサーに元々ついている穴の大きさを選ぶことで、用途に応じたひき肉が作れます。
仕上がったひき肉は、肉の質感もしっかり残っており、お店で売っているのと変わらぬひき肉が家庭でも作れるようになります。
ミンサーを使うデメリット。
- ひき肉作り専用で他に応用が効かないこと。
- フードプロセッサーに比べて手入れに手間が掛かること。
ミンサーのデメリットとなってしまうのが、ひき肉作り専用のものであるため、他の使い道があまりありません。
ただし、魚や海老なども使えるものもあるほか、味噌作りの際に利用されている方も多いようです。
また、手入れに関しては家庭用として簡単に組立てや分解ができるものもあり、さほど心配する必要はないかもしれません。
フードプロセッサーとミンサーは結局どっちがよいの?
ここまでフードプロセッサーとミンサー双方でひき肉を作り際のメリット・デメリットをご紹介してきました。
どちらにも良い点、悪い点がありますが、結局のところ、
- 本格的なひき肉が作りたいなら、ミンサー。
- ひき肉と作る機会や量が多いなら、ミンサー。
- 調理器具をあまり増やしたくないなら、フードプロセッサー。
- 片付けの手間を減らしたいなら、フードプロセッサー。
といった所が、選ぶ際のポイントになります。
ひき肉を使う頻度や量、キッチンスペースの問題、調理や肩付けの手間など、ご家庭の状況に応じて選ぶとよいでしょう。
家庭用のミンサー、選ぶ際にはます電動式か手動式化を決めます。
ここからは家庭用のミンサーのご紹介になります。
家庭用のミンサーは大きくわけると2つのタイプがあります。電動式か手動式化。
やはり電動式は価格が高くなりますが、ボタン一つで簡単にひき肉が作れるなど便利なことは間違いありません。
一方の手動式は、価格の安さがメリット。ハンドルを回すタイプなど使い勝手としてはそれほど悪くはありません。
初めてミンサーを購入する方は手始めに価格の安い手動式から始めてみるのもよいかもしれません。
電動式で簡単にひき肉が作れる、電動ミンサー HMM-5。
一般の家庭でも使えるコンパクトサイズの電動式のミンサーが、ミナト電気工業から販売されているのが、電動ミンサー HMM-5 2種カットプレート付き。
材料を投入して付属の押し棒で押し込めば、電動式だけあって、あとはスイッチを押すだけ。2kg分の肉が3分ほどで挽き肉に変わります
電動ミンサー HMM-5のおすすめポイント。
- 電動式なのでスイッチを押すだけでひき肉が作れること。
- 粗挽き、細挽きの2種類から挽き方が選べること。
- コンパクトなサイズで置き場に困らないこと。
- ソーセージ作りに便利なアタッチメントが付いていること。
- ステンレス製なので衛生的なこと。
挽き具合の調整は、細挽き、粗挽きと2種類から選べます。
また、挽いた肉をそのまま腸詰めにするためのアタッチメントも付属。ソーセージ作りも簡単にできるようになっています。
手入れのことを考えて、分解や組み立てがしやすいように設計されています。
しっかりした構造と電動式による力強い動作のため、挽いている途中に詰まりにくいのも特徴。
もし詰まってしまっても、逆回転モードが搭載されているのでその点も安心して使えます。
※商品名 電動ミンサー HMM-5 2種カットプレート付き(ミナト)。
サイズ | 約16×28.5×35cm |
重量 | 約3.2kg |
デザイン | 2種(ブルー、ホワイト) |
電圧 | 単相100V(50/60Hz) |
消費電力 | 250W |
最大処理能力 | 肉類:約2kg/3分 |
定格時間 | 15分(15分以上の連続運転をしないこと) |
付属カットプレート | 4mm/8mm |
食洗機 | 使用不可 |
ANコード/ISBNコード | 4562381290969 |
価格で選ぶなら手動式のミンサー、ヘルシーミンサー DK0580。
電動式に比べて価格的に購入しやすいのが手動式のミンサー。貝印から発売されているヘルシーミンサー DK-0580。人気の商品です。
手動式ミンサーはハンドルをグルグル回すことによって肉を挽くもの。価格は実勢で3,000円を切るほどです。
ヘルシーミンサー DK-0580のおすすめポイント。
- 実勢価格で3,000円を切っており手頃な価格であること。
- コード類がないので、どこでも使えること。
- コンパクトサイズで置き場や収納場所に困らないこと。
- ひき肉作りのほか、味噌作りにも使えること。
電動式に比べて、サイズも一回り小さく、置き場所や収納場所の心配もありません。
もちろん、コンセントなどのコード類も一切なくどこでも使える点も便利。
ただし、電動式に比べて多少目詰まりしやいことなどはあるようなので、その点には注意が必要です。
※商品名 ヘルシーミンサー DK-0580(貝印)
商品サイズ | 12.3×27×22.4cm |
重量 | 1049g |
材質 | 本体・キャップ・ハンドル:ABS樹脂/スクリュー:ポリアセタール/ディスク(細目・荒目)・カッター:ステンレス刃物鋼 |
JANコード/ISBNコード | 4901601405033 |
ひき肉を作ったら挑戦したい ソーセージ作り。
ミンサーもしくはフードプロセッサーを使ってひき肉が作れたら、挑戦したいのはソーセージ作りです。
とはいえ、ソーセージ作りは完全に手作業だと少々難しいものです。
香辛料を混ぜたひき肉をケーシングと呼ばれる羊や豚の腸に詰める必要があり、これが意外と難しい。
そこで最近では、家でソーセージを手作りするための道具も販売されています。
※先程ご紹介した電動ミンサー HMM-5 2種カットプレート付きには、ケーシングに具材を詰めるためのアタッチメントが付属しています。
家で手作りソーセージを簡単に作る道具 貝印ソーセージメーカーセット。
お家で本格的なソーセージが簡単に手作りできる、ソーセージメーカーセット。まとめ。
家で挽き肉を作る際にフードプロセッサーとミンサーを使うとどう違うのかをご紹介しました。
続いて、最近人気になっている家庭用のミンサーから、電動式と手動式をそれぞれ1台ずつご案内しました。
ひき肉は家庭での使用頻度が高い食材の一つ。ハンバーグやメンチカツ、炒めものなど、使い道が多岐に渡ります。
市販のひき肉を購入するのももちろんよいのですが、自分好みのひき肉を作って見るのも料理の醍醐味といえます。
ミンサーやフードプロセッサーを使って、家庭でのひき肉作りを楽しんでみませんか?